
東京スウィングに突如現れた"Flapper Girl" の蓮見さん。その抜群のファッション・センスと1920年代のヘアスタイル、メイクへのこだわりは国内では唯一無二です。そんな彼女の様相がどうして成り立ったのか、インタビューしてみました。そしてGypsy Vagabonzのひで子ちゃんとおこなったFlapper v.s. モガの妖艶な写真も掲載いたします。
Q1 どんなきっかけで戦前の文化に興味を持ちましたか?
古き良き時代のものを好む性質は小さい頃からです。元々、古代エジプトの上流階級の生活文化に興味を持っていました。これについて調べているうちに「服飾史」という存在を知り、エジプトのモチーフをふんだんに使った、1910~20年代のアール・デコ・ファッションを愛するようになりました。
Q2 20年代風のメイクは何処で学びましたか?
まだまだ推測して作り上げている部分が多いので、殆ど自己流です。
ポイントとしては、当時のものから直接学ぶこと。映画や写真、写実的なイラストなど探せばたくさんあります。ただ、現代の伝記映画などは、現在の流行をベースに、あくまで「イメージ」として20年代らしさを取り入れているだけなので、残念ながらほぼ参考になりません。写真などからだけでは分からない使用化粧品の色合いや素材については、書籍に頼ることが多いです。
Q3 蓮見さんの髪型の名称を教えてください。
この髪型はフィンガーウェーブといいます。髪全体にセットローションを塗布し、指とコームを使ってウェーブを作り上げていくのです。これを乾燥させて固めたらコームで梳かし、自然に見せられたら完成です。この写真の私はコームは入れていません。
フィンガーウェーブにする前に、下地にパーマネントをしておくのが当時らしいのですが、日々の生活では現代人として生きる私は、洗髪すればストレートに戻るようになっています。
Q4 また、何処へ行ったらその髪型にすることができますか?
フィンガーウェーブは国内の美容師志望の方が必ず専門学校で学ぶ技術です。よってどなたでもできる髪型とは言えますが、実務でほぼ使用しないこともあり、施術を受け付けていない所もあるかもしれません。これは美容院によって対応が異なりますので、希望の所に問い合わせてみた方がよろしいでしょう。私は下北沢の「セピア倶楽部」さんで、施術して頂いています。料金はセット扱いのものとなります。
Q5 写真撮影の時のファッションのポイントを教えてください。
着用のドレスは、1924年頃のデザイン画から復刻させたものです。ボーダー柄、モノクロの色合いが、遊び過ぎないシックな魅力を醸し出してくれます。そしてロングパールネックレスは言わずもがな、20年代のお約束ですね。パールネックレスはシンプルなデザインながらなかなか見つからなかったので、自作しました。
Q6 あなたのヴィンテージ・ファッションへのこだわりとは?
「懐古」「美」「調和」この三つが揃わなければ、ヴィンテージ・ファッションは成立し得ません。「懐古」が欠ければ、ただ見た目良いだけでヴィンテージならではの醍醐味がありませんし、「美」が欠ければ、ただの珍獣でしかありません(失礼ですが)。そして「懐古」と「美」を繋ぎ合わせる「調和」が存在して初めて、過去でも現代でも認められる素晴らしさが生まれるのだと、そう考えています。これはヴィンテージをポイントとして取り入れる方も、フルコーディネートされる方も気をつけるべきことなのではないでしょうか。
interview by ラジオデイズ かずみ photo by Takamori Fukuda
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近日中にお着物のひで子ちゃんのインタビューも掲載予定です!