2008年8月19日 (火)

レコード屋のおかみさん65年

神保町の月刊文化情報誌(タウン誌みたいなものかな)
「月刊・本の街」の5月号から、伝説の中古レコード屋、
富士レコード社/レコード社の名物社長、
井東冨士子さんの連載がこのタイトルではじまりました。

「月刊・本の街」は定価150円で、定期購読、
または神保町の本屋等で購入できるそうです。
でも富士レコード社ではサービスとして
無料で配布していますので、是非、店舗に行ったら
チェックしてみてください。

大正12年(1923年)生まれとお聞きしたので、今年で85歳。
まだまだ元気に店頭で営業をされています。

戦前はお父様のお店の手伝いをしていた冨士子さん。
65年間おかみさんとやっていると言うことは、ちょうど1941年から。
まさに太平洋戦争が開戦した年ですね。
男性は皆、戦地に行かなくてはならなかったので、
お店の切り盛りをしなくてはならなかったのでしょうね。

今、まさに戦中の貴重なお話が載っています。
そして、戦後、レコード社が発展した過程とか、
65年間も神保町で商売が続けている秘密も、
ちらほらと伺えますよ。

私が特になるほどなァと思ったエピソードはこんなお話です。
戦後すぐ、ダンボールいっぱいにお札が毎日たまるぐらい、
レコードが飛ぶように売れたそうです。
物資不足のイメージがある戦後。
商品は何処から手に入れていたんだろう、
というのが疑問でしたが、連載にばっちり答えが出ていました。

まずレコードは戦時中、一度は「供出対象」の品物でしたが、
ラベルがはがせないという理由で「対象外」になり、
意外と各家庭に残っていたそうです。

その後、空襲が酷くなって、皆がが疎開はじめた頃、
冨士子さんは腹をくくり神保町に残る事を決めました。
そして、疎開していく人達から、荷物になってしまう、
レコードを快く買い取っていたそうです。

更に同業者の店が次々と焼けてしまった東京大空襲。
幸運な事に、冨士子さんの家の被害はそれほどなかったようです。

こんな事情があって、レコード社は戦後すぐに
商売を始めることが出来たのですね。

冨士子さんの度胸のよさというか、運のよさというか。
感服しましたっ。

もうすぐバーゲンセールがあるそうです。
安いSP盤の出物に会えるかもしれません!

8月28日(木)~9月6日(土)【10日間】10時~20時
「三省堂CD・レコード・グランド・バーゲン」
於)三省堂書店 神保町本店 8階特別会場
お問い合わせ:レコード社 11時~20時 TEL:03-3262-2553
★今回特別に開催する催しもの。CDからSP、LP、EPやカセット、
レーザーなどみんなまとめて・・・大バーゲンセールです
恒例SP盤全品50%OFF・・・池袋から場所を移して開催します!
http://www.fuji-recordsha.co.jp/ より)

(かずみ)

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