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2008年10月19日 (日)

ハリウッド共同墓地でゴシック・パーティー ~ルドルフ・ヴァレンティノの墓前前~

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昨日はハローウィンのイベント一種なのでしょうか、
ハリウッド・スターのお墓が集結している有名な墓地、
Hollywood Forever Cemetery(ハリウッド共同墓地)
で開かれたイベントに行ってきました。
http://www.labsinthecestlamort.com/

イベントの内容はかなり充実していて、墓地内の「Mausoleum」
(辞書でみたら廟、びょう、みたまや、おたまや、
ほこらと書かれていましたが、たくさんのお骨が集められた
共同墓地みたいなところでした)という、
ゴージャスな建物内で、1920年代スタイルの
Janet Klein and Her Parlor Boys(ジャネット・クライン)の
音楽を聴きながら、19世紀に一世を風靡した
(中国では2世紀、西洋では17世紀から使われていたという)
スライド映写機「Magic lantern(幻灯機)」の上映会と、
Universal Studioのプロのドラキュラによる、
女性とのドラキュラ・パントマイムを見て、
度数の高さと幻覚を見せることから、
一時は発売が禁止されていたお酒、
「Absinthe(アブサン)」を飲みまくろう! という、
アーティスト好みのお洒落な感じでした。

日本でお寺でコンサートはあっても、
墓地の真ん中ではさすがにイベントはありませんよね。
そこらの大らかさがアメリカというか、なんというか。



イベントの主催者は、Steve Allen Theatere
(しかしSteve Allenとはまったく関係ない名前のみ)
のブッキング担当者のAmit Itelmanです。
彼のおかげでSteve Allenは近年、スタンドアップ・コメディ、
パンク・ライブ、ショート・フィルム上映会、Cartoon上映会、
ルーツ音楽ライブなど、特殊なサブカル雰囲気を持った
場所になりました。

そして前の日記で紹介しましたが、
特に若手/中堅のコミック・アーティストを使った
無料配布の季刊パンフレットは素晴らしいです。




高速を降りて、パラマウントのスタジオを通り過ぎ、
大きな敷地を持つHollywood Forever Cemetery内に入りました。
夜の8時をまわる頃にはすっかり日も暮れて辺りは真っ暗。
十字架、銅像、墓石が並ぶ道を車で通り抜け、「Mausoleum」に到着。
噴水の光と、月明かり、暗闇に連なる墓石、
青く光る大きな「Mausoleum」に圧倒されました。

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室内に入ると、縦に長い空間が広がっていて、
奥のほうにステージが設置され、壁の白いカーテンに、
Magic Lanternのスライドが試し写しされていました。

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会場内

室内は冷たい大理石のような質感で、キリスト教にまつわるであろう
石造がボンボンと置いてあり、その時は真っ暗だったので、
天井の高い室内に壁一面そびえる墓標の山が、圧巻でしたわ。

脇に大きな4つの通路があり、ちょこちょこと歩いてみると、
やはり墓標の山、そしてガラスケースに仰々しく
飾られている骨壺たち。

すべての突きあたりに、「Absinthe(アブサン)」用の
バーカウンターが設置され、暗闇の中で白く激しく光るカウンターは、
ビジュアル的に「天国」の入口のようにみえて、
会場の雰囲気にあった、いい仕事してるなぁと思いました。

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「天国」前 Janet, Chantel, me

向かいから歩いてくるFlepperは、
友達のBurlesqueダンサーのChantel。
モデル並みの長身でスタイル抜群なChantel。
とても2児の母だとは思えません。



墓地に眠る有名な映画人といえば、
Douglas Fairbanks(ダグラス・フェアバンクス)
Cecil B. DeMille(セシル・B・デミル)、
Rudolph Valentino(ルドルフ・ヴァレンチノ)です。
なんとヴァレンチノのお骨は「Mausoleum」内に
収められているとChantelから聞き、案内をしてもらうことに。

ああ、20年代最大のセックス・シンボルで画面から世界中の
乙女を失神させ、濡れさせたルディー…。思わず記念撮影です。

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あとの2人もお墓の場所も調べておけばよかったと思ったけど、広い敷地内。
昼間じゃないと迷いそうです。



会場を見渡すとレトロ系、アーティストっぽいゲイ、ゴス、アート系、
となかなか幅広いジャンルの人たちが集まっていました。
ジャネットのステージがはじまる前に「Absinthe(アブサン)」を
ゲットしようと思ったら、すでに4か所とも長蛇の列。
Flapper友達と並んでいると、珍しがられスナップを撮られたりしました。

「Absinthe(アブサン)」は薬草系のリキュールの一つで、
40度から高いものだと89度まであるそうです。

私は一番純度の低い物を選びました。
グラスにリキュールをついでもらい、
そのあと、自分でグラスに「Absinthe(アブサン)」用の
穴の空いたスプーンと砂糖をのせて、
ゆっくり水を垂らして砂糖が溶けるのを待ちます。

緑色のトロっとした色、お酒に無頓着な私には、
今まで嗅いだ事のない独特な匂いに感じました。

味も癖のある凝縮したハーブ・ティー 飲んでいるような。
そしてもちろん酔いのまわりが早いです。



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本日のジャネット・クラインのパーラー・ボーイズは
私が最近最も好きな編成、古典漫画の「博士」風の
風貌のギター&バンジョーのJohn Reynolds (ジョン・レイノルズ)
ドイツ人のバイオリン弾き Benny Brydern (ベニー・ブライダン)
ご機嫌酔っ払いバンドHobo Jazz のフロントマン
のMarquis Howell II (マーカス・ハウエル)に
ディキシーランドからモダン・ジャズまで
カメレオンのように吹きわける、
コルネット&Cメロディ・サックス
(30年代に全盛を極めたサックス、今では誰も弾いてない)
Corey Gemme(コリー・ジム)の4人です。

男前4人組は墓場らしく黒い服で身を固め、
素晴らしいダンス・ミュージックを我々に提供してくれました。

そして、普段から「obscure(暗い;不明瞭な; あいまいな; 世に知られない)」
という言葉で自分を形容しているジャネット。
囁くような歌声が不気味で無機質な建物と響きあい、
絶妙な雰囲気を醸し出していました。

私といえばFlepper友達のChantel、Nicole、Natalieと
一緒に酔っ払い、チャールストンやその他のダンスを
踊って盛り上がりました。彼女たち3人は最近、
Burlesqueのステージで1920年代~30年代スタイルの
ダンスを踊る、The Follies Sistersをはじめました。
My Spaceに様子がのっています。可愛いですよ~。


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Natalie, Nicole, Chantel



第1ステージが終わり待ちに待った
「Magic lantern(幻灯機)」の上映会。
19世紀後半に使われていたであろう、
中世のお話のスライドをファンキーな
学芸員風のおじさんが 物語風に語ってくれました。

まぁ、ただのスライド・ショーなので、
とっても興味深いということで、
そこまで盛り上がりませんでした。
たぶんもっと下世話なスライドが手に入ったら、
もっと盛り上がるんでしょうね。

予想外だったのが、ドラキュラのパントマイムのおじさん。
ドラキュラが女性の血を吸って、仲間にするところまでを
コミカルに見せてくれて、絶妙にダンスを取り入れ
アクロバットをまで 見せてくれて見事でした。



第2ステージがはじまる頃には、会場、外は酔っ払いだらけ。
そこらじゅうでけたたましい笑い声と、
グラスの割れる音が響いていました。とてもいい感じです。

そしてステージ前は乗りに乗った一部の観客たちが踊り狂い、
Flepper友達も酔っ払い、フラフラになりながら踊っていました。
私はちょっとしか飲まなかったので、いい感じのほろ酔い気分。
ジャネットの呼ばれて一緒に「My Blue Heaven」や、
「Bye Bye Blues」なんか歌ったりして、なんだかやりすぎ?



12時をまわりイベントは終了。
素敵な物を見たり、飲んだり、踊ったり、歌ったり、
いろんな意味でとっても満足した、非常に良い企画でした。

お墓汚しまくりですが、来年も開催されるのでしょうか。
あったら行きたいな~。

(かずみ)

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